nekoluckのブログ

サスペンス小説

結婚

私はこのまま調べていくと
夫も殺されるようなことになるのではないか
そんな予感は十分持っていたし
足の悪い長沢祐樹が感じのいい人だから
事件性はないと勝手に思い込もうとしている


夫が殺されたら困る
それは困る
何かと騒がれたり事件の渦中に放り込まれたり
金銭的にもやっていけなくなる


それ以外には何とも思わない


結婚しているが、彼の頭の悪さにはうんざりしている
頭が悪いのは全く仕方ないと思っている
仕事柄いろんな子供たちを見るのだが
努力ではどうしようもない、最初から決められているIQってやつは
ちゃんとあって
生まれた時から仕方のないものだ
優雅がそんな頭であっても嫌いになる理由にはならない
自閉症スペクトラム、アスペルガー、別に仕方のないことだ
その境界線にいるからと言って
殺されていいなんて絶対に思わない


それよりも心が汚いことのほうが憂鬱になる
もちろんわかっている、頭がよければ
正直こそ最善の策っていうくらいはわかることだが
彼はそんな正直さなんか全く持ち合わせてはいない
そして、嘘を頭の悪い嘘をよくつく
それが他愛のないものならば笑って許しもしよう


家族の生活にかかわり
挙句の果ては今の生活さえも脅かす
子供たちを必死の思いで独立させ
そんな親からは関係ないものにしたいと考えている私の思いなど
どこ吹く風という感じで、引っ越しに次男を使ってみたり
娘からお金を借りてみたり
私にはわからないと思っているところが
また、悲しすぎるほど頭が悪い